学校施設における、
「防災性」「安全性」「省エネ性」への対策が、
今、求められています。
学校施設は、子どもたちの学習・生活の場としてだけでなく、地域住民にとっても身近な施設です。
子どもたちの安全確保はもちろんのこと、公立小中学校の約９割が地域の避難所となっていることから、地域の防災機能強化の観点からも、学校施設における「防災性」「安全性」は非常に重要となっております。
さらに、地球温暖化等の環境問題に対応するための「省エネ性」も重要となっており、文部科学省では学校施設の老朽化対策とあわせて、これらの対策の実施を推進しております。
窓ガラスにおいても、事故や災害に対する「安全性」はもちろん、災害時の「防災性」、環境負荷を低減する「省エネ性」が求められております。
地震や台風、竜巻などの自然災害発生時には、破損したガラスはとても危険です。また、建物の窓ガラスが破損すると、雨風を防ぐことができない、飛散したガラスによって避難所として使用できないといったことも起こっております。災害時の危険性を少なくし、避難施設としての機能を確保するためにも、ガラスの防災性が重要視されてきています。
建物内環境の質的向上を図るためには、１年を通じて快適に過ごせる温熱環境の向上が不可欠です。しかしながら、暖冷房設備だけに頼ることは、地球環境に悪影響を及ぼすだけでなく、災害発生時には設備が使用できなくなることも十分に考えられます。夏の暑さと冬の寒さを低減させる機能を持った窓ガラスにより、快適な室内環境の実現が求められています。
普通の板ガラス（フロート板ガラス）は破損すると、ガラス片が鋭利となり、人に大ケガを負わせたり、場合によっては命に関わる事故になることもあります。人命の安全確保のためにも、ガラスの安全性は非常に重要です。
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