防犯
戸建住宅への空き巣の侵入方法は無締りを除くと67%がガラス破りによるものです。
空き巣対策の第一歩は窓ガラスから。
データで知ろう
侵入の手口は?
空き巣の侵入方法で一番多いのは鍵を掛けない無締りですが、その次に多いのは「ガラス破り」です。
ガラス破りは、窓ガラスを割ってから手を入れて鍵を開け、侵入するという手口です。戸建住宅では35.8%と非常に多く、共同住宅でも10~19%がガラス破りによる侵入となっております。
戸建住宅の場合、侵入口として最も狙われやすいのは「掃き出し窓」で、次いで「腰高窓」「高窓」となっており、特に道路やお隣から見通しの悪い窓、植え込みなどで死角となっている窓は、空き巣にとって格好の標的となっているのです。
ガラス破りとは?
ガラス破りの方法には「こじ破り」と「打ち破り」があります。
「こじ破り」は、ドライバーなどをサッシのガラス溝に差し込み、手が入る程度の穴を開ける方法です。ほとんど音を出さずに破壊・解錠されてしまいます。
「打ち破り」は、破壊音を気にせず、ガラスにバールやハンマーなどを叩きつけて破るもので、住民や警備員が来る前に目的を達成しようとする、手荒く大胆な方法です。
意外と知らない
侵入をあきらめる時間?
空き巣の69%が、5分以内に侵入できなければ犯行をあきらめるといわれています。「こじ破り」にせよ、「打ち破り」にせよ、時間がかかればかかるほど、人に見られる可能性が高くなるためです。
したがって、たとえ割れても、突き破るのに時間がかかるガラスを使用すれば、空き巣被害の大半は防ぐことができるといえます。
防犯性能の高いガラスは?
よく、網入板ガラス、強化ガラス、複層ガラスなどにも防犯効果があると勘違いされる方がいますが、これらのガラスも一般的な窓ガラスと同等で、防犯効果は期待できません。
防犯ガラスとは、2枚の板ガラスの間に強靭な特殊樹脂膜を挟み込み、加熱圧縮したものです。ガラス自体は割れて無数のヒビが入りますが、樹脂膜の効果によって穴が開かず、突き破ることがとても難しいガラスです。
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