住宅ストック循環支援事業補助金(住宅のエコリフォーム)
住宅のエコリフォームの要件
次の要件をすべて満たすリフォーム工事が対象となります。
- 1.自ら居住する住宅について、施工者に工事発注して、エコリフォームを実施すること
- 2.エコリフォーム後の住宅が耐震性を有すること
- 3.事業者登録した日以降に、工事着手すること
補助対象
①~③のいずれか1つが必須、かつ、①~③の補助額の合計が5万円以上。
原則として、国の他の補助制度との併用は不可。
対象工事 | 詳細内容 | 制約事項 | |
---|---|---|---|
①開口部の断熱改修 | ガラス交換、内窓設置、外窓交換、 ドア交換 |
事務局に登録された製品のみ対象 いずれか1つが必須 |
|
②外壁、屋根、天井又は床の断熱改修 | 一定量の断熱材を使用 | ||
③設備エコ改修 | エコ住宅設備【太陽熱利用システム、 節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯器、 節湯水栓】を3種類以上を設置 |
||
④ | ①~③と併せて実施する以下の改修工事等も対象 | ||
A.バリアフリー改修 | 手すり設置、段差解消、廊下幅等の拡張 | ||
B.エコ住宅設備の設置 | エコ住宅設備の1種類または2種類の設置 | 事務局に登録された製品のみ対象 | |
C.木造住宅の劣化対策工事 | 土間コンクリート打設等 | リフォーム瑕疵保険に加入すること | |
D.耐震改修 | |||
E.リフォーム瑕疵保険への加入 |
補助額
補助額一覧
対象工事 | 内容 | 補助額(円) | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
① | 開口部の断熱改修 | 3,000~25,000 /箇所 |
合計金額が 50,000円以上 であること |
|||
② | 外壁の断熱改修 | 住宅の建て方、断熱材の区分に応じて定める 断熱材使用量以上のもの ※()内の金額は、部分断熱の場合。 |
120,000(60,000) | |||
屋根・天井の断熱改修 | 36,000(18,000) | |||||
床の断熱改修 | 60,000(30,000) | |||||
③ | 設備エコ改修 | 太陽熱利用システム、節水型トイレ、 高断熱浴槽、高効率給湯器 |
24,000 | |||
節湯水栓 | 3,000 | |||||
④ | A.バリアフリー改修 | 手すり設置、段差解消 | 6,000 | |||
廊下幅等の拡張 | 30,000 | 各1カ所のみ 対象 |
||||
B.エコ住宅設備の設置 | 1種類又は2種類の設置 | 設備エコ改修に同じ | ||||
C.木造住宅の劣化対策工事 | 小屋裏 | 小屋裏換気口設置 | 8,000 | リフォーム瑕疵保険に加入するものに限る 各1カ所のみ |
||
小屋裏点検口設置 | 3,000 | |||||
浴室・ 脱衣室 |
浴室のユニットバス設置 | 30,000 | ||||
脱衣所の耐水性仕上げ | 8,000 | |||||
床下等 | 外壁の軸組等及び土台の防腐防蟻措置 | 20,000 | ||||
土間コンクリート打設 | 120,000 | |||||
床下点検口設置 | 3,000 | |||||
D.耐震改修 | 耐震改修 | 150,000 | 1戸あたり | |||
E.リフォーム瑕疵保険 | リフォーム瑕疵保険への加入 | 11,000 | 1契約あたり |
補助額一覧(開口部の断熱改修)
大きさの 区分 |
ガラス交換※1 | 内窓設置・外窓交換 | ドア交換 | |||
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面積※2 | 1枚あたりの 補助額 |
面積※3 | 1箇所あたり の補助額 |
面積※3 | 1箇所あたりの 補助額 |
|
大 | 1.4㎡以上 | 8,000円 | 2.8㎡以上 | 20,000円 |
開戸 引戸 |
25,000円 |
中 | 0.8㎡以上 1.4㎡未満 |
5,000円 | 1.6㎡以上 2.8㎡未満 |
14,000円 | ||
小 | 0.1㎡以上 0.8㎡未満 |
3,000円 | 0.2㎡以上 1.6㎡未満 |
8,000円 |
開戸 引戸 |
20,000円 |
- ※1 ガラス交換は、箇所数ではなく、交換するガラスの枚数を乗じて算出
- ※2 ガラスの寸法を測定
- ※3 内窓もしくは外窓のサッシ又は開戸若しくは引戸の戸枠の枠外寸法を測定
対象となる製品の基準(開口部)
改修後の開口部の熱貫流率が、平成28年基準に規程する開口部の断熱性能等に関する基準のうち、
開口部比率の区分(ろ)の基準値以下となるように行う断熱改修
開口部比率の区分 | 地域の区分ごとの熱貫流率の基準値(W/㎡・K) | |||
---|---|---|---|---|
1、2及び3 | 4 | 5、6及び7 | 8 | |
(ろ) | 2.33 | 3.49 | 4.65 | - |
※8地域においては、ガラスの日射熱取得率が0.49以下の製品をガラス交換及び外窓交換で設置する工事が対象。
■ガラス交換においては、下表に示す建具の仕様に応じたガラス中央部の熱貫流率以下の製品も対象
製品登録の区分 (地域区分) |
樹脂・木 | 金属と その他材料の複合 |
金属製熱遮断構造 | 金属(アルミ) |
---|---|---|---|---|
1~7 | 2.03 | 2.03 | - | - |
4~7 | 3.33 | 2.99 | 2.99 | 2.03 |
5~7 | - | 3.33 | 3.33 | 3.66 |
■対象となる窓(一重構造の建具)の仕様例
建具の仕様 | ガラスの仕様 | 中空層の仕様 | 地域区分ごとの適用可否 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
ガス※1の封入 | 中空層の厚さ | 1~3 | 4 | 5~7 | ||
木製建具又は 樹脂製建具 |
2枚以上のガラス表面にLow-E膜を使用したLow-E三層複層ガラス | されている | 7mm以上 | ○ | ○ | ○ |
Low-E三層複層ガラス | されている | 6mm以上 | ○ | ○ | ○ | |
されていない | 9mm以上 | ○ | ○ | ○ | ||
Low-E複層ガラス | されている | 8mm以上 | ○ | ○ | ○ | |
4mm以上 8mm未満 |
- | ○ | ○ | |||
されていない | 10mm以上 | ○ | ○ | ○ | ||
5mm以上 10mm未満 |
- | ○ | ○ | |||
遮熱複層ガラス/複層ガラス | されていない | 6mm以上 | - | ○ | ○ | |
木と金属の複合材料製建具又は樹脂と金属の複合材料製建具 | Low-E複層ガラス | されている | 8mm以上 | ○ | ○ | ○ |
4mm以上 8mm未満 |
- | ○ | ○ | |||
されていない | 10mm以上 | ○ | ○ | ○ | ||
5mm以上 10mm未満 |
- | ○ | ○ | |||
遮熱複層ガラス/複層ガラス | されていない | 10mm以上 | - | ○ | ○ | |
6mm以上 10mm未満 |
- | - | ○ | |||
金属製熱遮断 構造建具 |
Low-E複層ガラス | されている | 4mm以上 | - | ○ | ○ |
されていない | 6mm以上 | - | ○ | ○ | ||
遮熱複層ガラス/複層ガラス | されていない | 10mm以上 | - | ○ | ○ | |
6mm以上 10mm未満 |
- | - | ○ | |||
金属製建具 | Low-E複層ガラス | されている | 8mm以上 | - | ○ | ○ |
4mm以上 8mm未満 |
- | - | ○ | |||
されていない | 10mm以上 | - | ○ | ○ | ||
5mm以上 10mm未満 |
- | - | ○ | |||
遮熱複層ガラス/複層ガラス | されていない | 4mm以上 | - | - | ○ | |
単板ガラス2枚を組み合わせたもの※2 | されていない | 6mm以上 | - | - | ○ | |
表中の用語の定義については、国立研究開発法人建築研究所が公表する「平成28年省エネルギー基準に準拠したエネルギー消費性能の評価に関する技術情報(住宅)」の「2.エネルギー消費性能の算定方法 2.2算定方法 1.概要と用語の定義」を参照(http://www.kenken.go.jp/becc/house.html)。 |
- ※1「ガス」とは、アルゴンガス又は熱伝導率がこれと同等以下のものをいう。
- ※2「単板ガラス2枚を組み合わせたもの」は、中間部にブラインドが設置されたものを含むものとする。
補助限度額
30万円/戸(耐震改修を行う場合 45万円/戸)
補助事業の進め方と補助金交付に係る手続きの流れ
申請期限等
- 工事着手(請負契約)※:事業者登録を行った日以降
- 工事完了※:上記の工事着手日~遅くとも平成29年12月31日
- 事業者登録:平成28年11月1日~平成29年3月31日
- 補助金交付申請※:平成29年1月18日(予定)~遅くとも平成29年6月30日
- 完了報告※:遅くとも平成29年12月31日まで
※事業者登録以外の期限は、事業の実施状況を踏まえ、変更される場合があります。
詳細については住宅ストック循環支援事業事務局へお問い合わせください。
住宅ストック循環支援事業事務局(https://stock-jutaku.jp)
■お問い合わせ窓口
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